農園百景

暑い夏が私の晴れ舞台!と咲き誇る花々は、人間だったらこんな娘さん?
芽吹きが遅いことから「なまけもの」の別名を持つサルスベリ。
幹を軽くなでると、葉や花がくすぐったそうに揺れることから「笑い木」とも呼ばれています。
夏の夕暮れどき、赤と白に染め分けた絹糸の束を、先端でパッと散らしたような優しい花が咲き、桃の実に似た甘い香りを放つネムの木。
その花の特徴から シルクフラワーとも呼ばれます。
朝開き夕べにはしぼむ儚い花として「瞬華」と呼ばれています。
古来より儚いもののたとえとして用いられています。
富士山が、芙蓉に例えて“芙蓉峰(フヨウホウ)”と呼ばれるほど
二つとない“神秘的で美しい”花と言われています。