

根もとの周りをまあるく大きく掘ります。
出てきた細い根は、剪定ばさみなどで切って整形します。
このように掘りだしても、根鉢が崩れずきれいに丸く残すのがプロの技の見せどころです。
また、根は切り戻したほうが、細かい根が大量に再生するので、新しい土地に活着しやすいそうです。
なるほど、何事にも理由があるのですね。

麻でできた「緑化テープ」と、紙でできたロープでしっかり固定して縛り上げていきます。これが「根巻き」と呼ばれる作業です。
緑化テープも、紙ロープも、そのまま植え込んでもすぐに腐って土に還るので安心です。

コトンガ(関西特有の呼び方だそうです。)でたたいて縄を締めながら、巻いていきます。
根巻き完成までは、約10分。
効率よく両側からやさしくしっかり巻いていきます。

「嫁入り準備」が整えられた木はトラックの荷台へと運ばれていきました。
ぽっかり空いた穴を見て社長が一言。
「さみしいなあ、、、」
まるでひとり娘をお嫁に出した後のお父さんのようでした。
こうしてたくさんの愛情をかけられ育った若生植木農園の木々が、嫁ぎ先でも大切にされますように…。

15メートル近くある大きな木も同じように根巻きします。
真冬でも、額に汗が光る大仕事です。
写真は、農園のシンボルツリーでもあったケヤキの大木の出荷の様子です。

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