農園のスタッフさんに会って
まず目に入るのが足元の「足袋」。
「なぜ足袋なんですか?」と尋ねてみると、
「一度履くとやめられませんよ~。」と
にっこり笑って高明所長。
「スニーカーなどとは違い、
ふくらはぎまでしっかり固定するから、
土が入ってこない。
親指が自由でふんばりもきくから、
木に登るのも、スコップで
土を掘り起こすにもぴったりなんです。」
詳しく聞いてみると、
なるほど、農園のお仕事内容に
ぴったりなんですね。
「地下足袋」と呼ばれるこの履物は、
普通の靴よりも靴底が薄くて、
慣れるまで足の裏が痛いそうです。
履きなれてくると、まるで
はだしで地面に接しているかのような
履き心地と一体感が
感じられるとのこと。
木や土を靴底越しに
踏みしめるのではなく、
はだしで感じるというのが、
自然との向き合い方にも
ぴったりですね。
足袋の裏側は柔軟性のあるゴム底になっています。
全体に波模様が入っていて、これだと滑らないですね。
足首からふくらはぎにかけてを「こはぜ」と呼ばれる金属製の金具(ホック)を糸のループに引っ掛けて留めるようになっています。
ループは横4列に並んでいてサイズ調節までできるんです!
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